1997年4月末
(1歳過ぎ)
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ぼくが1歳過ぎたって事で、また大きな病院に連れて行かれた。
ぼくはまだお座りできなくって、前に来た時とあまり変わりは
なかったんだ。どうやらぼくは検査入院しなくちゃならないらしい。
なんだろう・・・・いったい何するんだろう?
(ママより)
前回受診した時からあまり発達が
進んでいなかった。身体もちょっと柔らかい
(いわゆるfloppy infant)ということから、
検査入院することに。ショックで、診察が済んでから
涙があふれそうになりました。
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1997年6月
(1歳2ヶ月頃)
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また大きな病院に来たんだけど、なんだか様子が変だ。
おうちに帰れるんじゃないの?
ベッドに寝かされて、眠くなる薬を飲まされて、からだのあちこちを
触られて、時々針をチクっと刺されたりして、なんだよいったい!
ママはお夕飯の前に来てご飯食べさせてくれたら帰っていくし・・・
え〜ん、早くおうちに帰りたい。
10日間続いたんだよ、こんな毎日がね。
この頃、やっとずりバイっていうものを覚えたんだよ。
(ママより)
検査入院すること10日間。血液検査、尿検査
脳波、CT、MRI、心エコー、ABR、眼底etc
という具合にいろいろ検査を受けました。
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1997年7月
(1歳3ヶ月頃)
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またまた大きな病院だよ。
今度はな〜に?この前いろいろ調べて結果を聞きに来たんだ。
えっ、ぼくはこれといっておかしいところは無いって?
まぁね、これがぼくのペースだからね。
(ママより)
検査結果が出揃う。特に異常は認められず、
経過観察という事になりました。
リハビリ科の受診を薦められる。
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1997年9月
(1歳4ヶ月頃)
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病院に毎週通うようになったよ。
‘リハビリ’とかいうらしい。
でもぼくは遊んでるつもりなんだよ。大きなボールがあって、
その上に乗せられたりして、PTのお姉さんが遊んでくれるんだ。
お座りの練習らしいよ。
(ママより)
いよいよリハビリ(運動療法)の開始。
第一目標はお座りができるようになることだった。
2歳過ぎまでに歩けるようになれば上出来との
ことだった。
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1997年10月〜11月
(1歳6ヶ月頃)
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この頃は2週間に1回リハビリに行って、
いつのまにか腰の辺りがしっかりしてきて、
お座りがなんとかできるようになったんだよ。
座ると景色がちょっと変わるからまた楽しいなぁ。
(ママより)
リハビリを開始してしばらく経ってから、
お座りができるようになった(割り座が得意だった)。
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1997年12月
(1歳8ヶ月頃)
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久しぶりに小児科の先生に会ったよ。
いつものように結構待たされて、ぼくは機嫌が悪いんだ!
からだのあちこち触るし、嫌いなんだよ、そういうのは・・・・
え〜、また採血するのぉ?痛いからやだよ〜!!
それから、おうちの近くの病院のリハビリにも通うことに
なったんだよ。こっちは男のPTさんなんだ。
ぼく、ちょっと苦手なんだよねぇ〜、泣いちゃおうっと・・・・
そうそう、楽しい時とか嬉しい時とかは、一応声を出してみたり
するようになったんだよ。
(ママより)
小児科の先生もお悩みの様子。
いくら検査しても異常が無い。
染色体異常(アンジェルマン症候群)も疑われ、
検査を行ってみることになった。
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1998年1月
(1歳9ヶ月頃)
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二つの病院を交互に毎週1回リハビリに励むぼくだよ。
でもなんでこんなことやらなきゃならないんだぁ?
今度は立てるようにならなくちゃいけないの?
たいへんだなぁ、なかなかできないよ。
座っているのが楽なのにぃ!
移動する時は、得意のずりバイだよ。
(ママより)
染色体検査の結果は異常なし。
あと実施していない検査といったら、筋肉系の
疾患を見つけるための筋生検ぐらいか・・・・
とにかくリハビリに励む。
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1998年2月〜3月
(1歳10ヶ月頃)
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時々何かに捕まって立つことに挑戦だよ。
でも、足のつき方がよくわからないんだよね。
どうしても足が外側向いちゃって、うまく踏ん張れないんだ。
困ったなぁ・・・・どうすりゃいいのかなぁ?
(ママより)
時々つかまり立ちに挑戦。
外反足のため足部の変形も心配になってくる。
相変わらず発語はなく、ヒトの真似もしない。 |