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就学までの道のり
〜memorial〜


どんな経緯で就学先が決定されたのか、ご参考までに・・・(^_^)

経緯
2000年(年少)
   10月 養護学校見学会に参加(母のみ)
2001年(年中)
    7月 就学前のなんでも相談(町教育委員会学校教育課)
  ・食事、排泄等、身辺自立に向けてのアドバイスを受ける
  ・就学先決定に関しては、本人を連れて見学しましょう〜とのこと
2002年(年長)
    9月(補足1) 就学前のなんでも相談(町教育委員会学校教育課)
  ・就学先を考える際に、何を学校生活に求めるか?←ポイント!!
   楽しければイイのか?
   生活能力を身につけさせたいのか?(=将来的には自立しないと!)
   加配の先生付きで、学区の小学校の特殊学級への入学も一応希望として出すが・・・
  ・特殊学級担任の先生は、現状で手一杯の状態とおっしゃる
   10月 養護学校見学会に参加(本人+両親)
  ・親子別行動のはずが、泣いてしまって、結局一緒に見学することに。。。
就学前健診
  ・内科、歯科検診を受けたところであとは免除・・・(^^ゞ
   11月 教育委員会との面談(二次面談っていうのかな?本人+両親)
  ・加配の先生に関しては、県で予算が取れないとのことで却下されたらしい(?)
   子どもの将来を考えた時に、今、この子には何が必要なのかを
   よく見極めて考えてくださいとのこと。
就学先の最終決定権は親にあります!
   その場で就学先を養護学校に決定!(補足2)
2003年
    1月 養護学校の幼児教育相談室に通い始める(詳細はこちら
  ・少しでも学校の雰囲気に慣れるように。。。
支援費制度の受給証を得るために申請手続き
  ・放課後の日中預かり(学童保育のようなもの)サービスを受けるため(補足3)
    2月 県教育委員会より入学通知書が届く
    3月末 養護学校入学説明会
    4月9日 入学式!


補足

*補足1
2002年9月〜12月は、保育所の増改築工事のために、天使くんの住む学区の小学校の
空き教室を利用した仮設保育所で過ごしました。ちょうど就学活動の時期と重なり、学校側に
アピールできるいいチャンス!特殊学級の担任の先生や校長先生ともお話する機会がありましたが。。。
*補足2
日頃の天使くんの様子は、学校側も既に承知済み。この面談よりも前の段階で
校長先生も特殊学級担任の先生も、受け入れには難色を示されていました。
率直に言えば、面倒見キレませんって感じ。それでも、入学を希望するのであれば、
受け入れますが...てなことを、確か校長先生(ん?学校教育担当の方だったかな?)が
おっしゃったと記憶しています。お話にならないです...(×_×;)
*補足3
町には知的障害者授産施設があり、そこに併設された施設では、
障害児の日中預かりサービスを実施しているとのこと。
放課後、養護学校まで迎えに来てくれて、そのまま施設に連れて行ってくれるサービスです。

     

ひとこと

就学相談、学校見学、ほかにも日頃お世話になっている方たちとも相談し、
最終的に決まった就学先は、県立養護学校です。
理想は、障害のあるなしに関わらず、みんな同じ教育を受ける...なんですよね。
でも、現状はどうでしょう??
学校側の受け入れ体制、先生の経験、意識など、まだまだ理想には程遠いです。
就学活動をしてみて、感じたこと...何よりも「意識」の低さにガッカリしました。
学校教育課の方のお話はごもっともな内容でした。
「子どもの将来をよーく考えてください。せめて、ひとりで食事ができる、着替えができる、
トイレにも行ける...って、身辺自立して欲しいでしょう。その能力を引き出すためには、
どこに行けばいいか...です」
そのためには、学区の小学校ではダメってことです。(うちの地域の場合ですよ〜)
先生も経験がなさそうだし、障害児教育に積極的に取り組もうという
熱意のようなものは感じられませんでした。まぁ軽度の障害ならOKだったんでしょうけど??
校長先生も、インテグレーションという言葉は口にしましたが、
やはり、天使くんのような重度知的障害児は、スタッフや設備が充実している養護学校に
行くほうが幸せでしょう〜というようなことをおっしゃっていました。
ダメだこりゃ〜(>_<)
反論する気にもなれず...ただただ呆れてしまった。。。
こんな環境では、天使くんのためにならない。
‘みんなと一緒’が理想だったけど、とりあえず諦めました。
(「とりあえず」っていうのは、様子をみて、転校も可能ということなので)
もっと闘うべきだったのかな?新しい道を開拓していかなくてはいけなかったかな?
でも、そんなパワーは出て来なかった。
何が大切って、天使くんにどういう人たちが接して行くかですよね?
持っている能力を上手く引き出せる...そういう環境にいるべきでしょう。
「どこで」よりも「誰と」だと思います。

療育や就学に関しては、地域差があるので、これが正しいというものは無いと思います。
一人一人抱えている問題も様々だし。。。
わが子には今、何が必要なのか...これを親がよく見極めよう!
健常児との接点が減るのは寂しいけど、幸いにして、お兄ちゃんのサッカークラブに
顔を出すことで、地元の子どもたちと接する機会はあるんです。
今までもかなり自己アピールしてきたので、ヨシとするかぁ。。。(苦笑)

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