公園の花壇は、小山市の許可を受けて、小山クリスマスローズは愛好会の会員
がアイディアを出し合って造られました。 花壇に植付ける苗(3年株)の育成
を始め、植穴準備から植付け、維持管理等の全てを愛好会の会員がボランティア
で行っています。 植付けされている約1,300株は親株の自殖後代や親株間の
交配種で種々雑多な花色が楽しめます。 主な花壇の概要をご覧ください。
「小山市 城東公園 クリスマスローズ配置図(赤色部)」
敷地をドーナツ状に取り巻く幅のあるクリスマスローズの帯が、訪れる人々
を和ませてくれる300株の群生花壇です。 同一種を3株づつまとめて植付け
てあり、外側に一重系、内側に八重系を配置して、株を塊で愛でていただく花壇
です。
花壇の中には野生のキンランが共生しています。
白をベースに淡いピンクや黄色の株をランダムに配置。地味な赤紫の株を白 で囲み目立たせました。 クリスマスローズの花期の後半は、紫のムスカリが 周りを彩る楕円形の花壇です。 どんな成長を見せるか、楽しみです。
「とんびが鷹を生む」と言うように、親よりも優秀な子供を展示したのがこの 野生種花壇です。 3種類の野生種(A,B,C)のそれぞれの子供や孫(AxB, AxC, BxC, AxBxC)は、親達よりも花数が多く立派な花です。 A, B, C それぞれの 親が三角花壇の角に植えてあり、その子供が両親の間に、3つの親の子供は中央 に植えてあります。
野生種の中でも比較的開花が早いニゲル系を中心にした花壇です。
ニゲル系の純白の一重、白からピンクに変色していく大輪の一重、純白の八重な
どを主体にその子供たちが集まった家族的な花壇です。
東日本大震災が発生した2011年は愛好会が発足した年であり、被災した人々に
少しでも「希望」を持っていただければと、「希望の太陽、希望の星」を象徴と
してこの太陽花壇と次の星花壇を作成しました。
太陽花壇は、円形の花壇の中央部を高く盛り上げ、真っ赤に燃える太陽をイメージ
しましたが、残念ながらクリスマスローズには未だ赤系の花がほとんど無く、
現在は雑多な花色の株が仮植えされています。 今後順次赤系の株に植替えて
最終的には真っ赤な太陽を目指します。
太陽花壇と同様に、多くの人々に少しでも「希望」を持っていただければと、 この「希望の星」花壇を作成しました。 花壇の形を星形にして中央を高く盛 り上げ、黄色と白株のみで仕上げて清楚なイメージを表現しています。
この花壇は、群生、素朴、白をコンセプトにしています。
野生種のみで構成され、一重と八重、草丈の高低を組み合わせた150株の共演です。
八重のみを集めた立体花壇です。花を下や横から観察できる花壇です。
中央図書館や歌碑を訪れる人々が必ず通る公園内の交差路です。 初年度に植え付けた花壇で、大株が多く見ごたえのあるところです。
花期後半の桜の時期が美しい通路です。西側のグランドの少年野球を見物す るには格好の場所です。