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■犬 塚 の へ そ
―金山神社と犬塚公園―
犬塚には、中心に金山神社があります。「おやま百景」では、次のような紹介がなされています。 −金山神社境内の大きさは約811坪で一部がゲ−トボ−ル場になっている。鉱山の神様・金山彦命(かなやまひこのみこと)を祭神とするが創立は不詳である。拝殿前の、寛延3年(1750)の年号が刻まれた一対の灯籠だけが、まちがいなく240年の時空の隔たりを証明している。桜の木は道路沿いにあり、花が咲きはじめると地元民のみならず近くにある会社の人たちもここで花見の宴を開き、大いに賑わう。ゲ−トボ−ル場には早朝くからお年寄りたちが集まり、ゲ−ムを楽しむ。球音はお昼ごろまで響く− そして、隣接しているのが犬塚公園です。土地区画整理事業は、この公園と神社の一体感を保ちながら建設して欲しいと言う自治会員の願いが届いた例として注目されています。 神社には、桜の木が植えられており、公園内には大谷北小学校の校歌3番に「泉が湧くよ 新しい 文化の・・・」と歌われている泉があります。 一年をとおしてお年寄りから子供達に至るまでの憩いの場を提供しています。まさに、シンボルパ−クです。 |
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金山神社と桜 |
整備される以前の泉 |
犬塚公園は自治会の総意として実現しました。コンセプトは「自然が残り使い勝手の良い公園」。自然林、湧き水を生かしつつ多目的広場、児童遊園広場、自由(休養・集い・憩い)広場、水辺広場の4つのゾ−ンから成り立っています。 |
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多目的広場は芝生が中心 |
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自由広場は高低差3mの自然林 |
水辺広場より自由広場を眺む |
犬塚公園と学校教育における活用 |
大谷北小学校校長 川 崎 明 |
「古代においては・・・中略・・・相當の水量を湛へ、遠く霞ヶ浦に連絡せし事と思ふ・・・後略」とは昭和九年に書かれた下都賀郡誌(上巻)大谷村の記述の一部です。また周辺は古くから水の豊かな地域でした。 現在、その名残を探しだすことはむずかしいことですが金山神社西側にわずかに湧水を見ることができます。いま犬塚公園施設の一部として、湧水を利用した水辺が再現されようとしていますが、自然とのかかわりが少なくなってきた子どもたちにとって、自然のすばらしさ美しさ、偉大さ等を学ばせのによい学習の場になるものと思っています。 水生植物が繁茂し、小魚が泳ぎ、小川のせせらぎを聞くことができる環境が学校の近くに現出することは、平成十四年度から実施される「総合的な学習」を推進するうえで、大きな役割を果たしてくれるものと期待しています。とりわけ、環境教育を推進するにはたいへん有効な場所だと思っています。 二十一世紀前半を担う子どもたちに、水・土・植物といった自然に親しむ場を残すことは、二十世紀の自然豊かな環境に育った大人たちの責務の一つではないでしょうか。 公園施設完成後は、多いに活用させていただき、より情操豊かな子どもたちを育てていきたいと願っています。 (公民館報いぬつか第35号より) |