2009年4月・・・
最後に「心の軌跡」を更新した年月。
天使くんは中学部に入学したばかりだった。
そして現在、2013年8月。
天使くん、あっという間に高等部2年生!
小学部に入学したころは、高等部の生徒さんたちが
すご〜くお兄ちゃんに見えて、天使くんが
先々その年齢に達するとわかっていても、
その姿を想像なんてできなかった。
それが今、その高等部生だ。
すっかり、男っぽくなっちゃって、
声も低くなってるし、毛深くなってるし・・・(・・;)
「可愛い」という面影は何処へ行ったのやら??
近頃では、お腹の成長が悩みの種だったりする。
おかしいな〜予定ではスリムのままで行くはずだったのに。。。
ま、それはさておき・・・
特別支援学校という壁に守ってもらえるのも
あと1年半ぐらい。
そうなのだ!
卒業後の進路を考えなければいけない時期が
迫ってくる。
もう他人事じゃない。
決めなければいけないのだから。。。
学校側からも、「よく考えてください」と言われるけど、
選択肢がないのが現実。
近隣地域の施設の情報は仕入れるものの、
結局のところ、日ごろデイサービスなどで
お世話になっている地元の施設を選択する
お決まりのパターンになりそうかなって思う。
お世話になる側、受け入れる側、双方のことを考えると、
ゼロからのスタートよりも、スムーズに新しい生活へ
移行できるのではないかと思うと、
やはり、利用し慣れた施設にお願いするのが妥当なのでは?
仕方ない、そこしかないのだから、
あれこれ考えても、みんなそういう選択に落ち着く。
一年前の夏休み、和太鼓で有名な(天使くんは太鼓が大好きなので)
実家の近くの施設を見学に行ってみたものの
なんとなく違和感を感じ、ここじゃないって、
直感的に思ってしまった。
やはり、時すでに遅し・・・といった感じだろうか。
残念ながら、自分たちで新しいものを作り上げようなんてことは、
そんな甘い世界ではないわけで、
それには、強い意志と周囲の協力と・・・
そして、金銭面でのバックアップも必要なのだ。
口にするだけでは、何も生まれてこない。
時間は容赦なく流れていく。
あっという間に、わが子は社会へと出ていく年齢に
達してしまうのだから。。。
現実を受け止める。
今は、そうすることがベストではなくても
ベターなのかなって思う。
自分は無力なんだって、
つくづく思うけど、もう、時間がないんだもん。
理想ばかり頭に描いて、結局何も形になってないことは
認めなければいけない。
「のんびり村の天使くんのおうち」を立ち上げた当初、
とにかく、差別や偏見を無くしたくて、
障害のある子を身近に感じてほしくて、
‘みんなにこういう子がいるんだよ’って、
そんな思いで成長記録や自分の心の中を
綴ってきた。
子どもが就学した時点で、
親の方もある程度落ち着く。
そして、自分たちが抱えている子どもの障害と
向き合っていくうちに、
結局は、当事者にしかわからないことも多々あって、
声を大にして、社会へ理解を求めたって、
「関心があるかないか」
そこなんじゃない?って思うようになってきた。
バリアを無くそうって思ってても、
こっちでバリアを作ってることだってあるし、
最終的には、自分たちで、良き理解者を
探し当てて、子どもを守るしかないんじゃないって。
知ってもらうことは必要なことだけど、
それはそれで限界もあるなって。。。
ホームページやブログを書き綴っていくうちに、
そんな結論に達してしまいそうな自分が
また無力だなって、思えてきてしまう。
長いものには巻かれろ・・・的な??
きれいごとじゃ済まされないから、
それが現実なんだよね。
将来的には、施設での入所生活が待っている天使くん。
自分亡き後、どんな人生を送るのだろうか・・・
考えたくない。
考えると、辛くなる。
これが、本音だったりする。
2013年8月記 |