こころの軌跡〜天使くんの母の気持ち〜 本文へジャンプ
決意

前回更新から、早いもので3年間、またまた放置してしまいました…(^^ゞ

その間、これと言って大きな変化もなく…
(なかったよね?)
天使くんはこの春、小学部を卒業し、中学部に入学しました。

すっかり、お兄ちゃんという感じですが、
相変わらず、お話はしません。

声は出るんですけど…
やはり、このまま言葉を発することなく、
生きていくのでしょうか。。。

今でも、時々後ろを振り返っては、
自分は最善を尽くしてきたのだろうかと、自問自答してみます。
もっとできることがあったのではないかと。

毎日、ビデオを見て盛り上がっている天使くん。
手先はまだまだ不器用で、ボタンをかけるのだってひと苦労です。
トイレだって、介助が必要。食事もお風呂も着替えも…

と、できないことを挙げ始めるとキリがなくなります。
もう中学部生。
社会に出るまであと最長で6年。

あっという間に過ぎるでしょう。
あの小学部の6年間があっという間だったから。。。

焦り…

まったく感じないと言ったら、それは嘘になります。

せめて、身辺自立ぐらい…
そう思います。

そして、もうひとつ、気になること。

生きている喜びをいっぱい感じて欲しいということ。
この笑顔が消えることなく、happyでいて欲しい。

一人では生きていけないのだから、
誰かの助けを借りなくてはなりません。

一つだけ、願いが叶うのなら、
我が子より一日でいいから、長生きしたい。

障害のある子の親は、そう願うでしょう。

私だってそうです。でも、順番ってものがあるから…(-_-;)

親亡きあと、安心して暮らしていけるように。。。

そのための居場所を見つけなくてはなりません。

働く場所、楽しめる場所…

考え始めると、何をどうすればいいのかわからなくなってしまうのです。
結局、地元の施設にお世話になることになるのだろうか。。。
それを否定するわけではないけど…
いろいろあるようなので、ちょっと考えてしまいます。

今の自分にできること。

しなければいけないこと。

考えなくては…(;^_^A アセアセ・・・


それと同時に、自分自身についても考えていることがあります。

天使くんが我が家にやってきて13年。

なぜ、この子は私のもとにやってきたのだろうと.。。。

それには、絶対大きな意味があるのです。

命の大切さ。
生きていることの意味。

ひとは決して一人では生きていけないということ。

助け合って生かされているとさえ思うのです。

そんな大切なことを教えるために生まれてきた
小さな命…守らなければなりません。

何をすればいい?

小さな命をいつでも愛しく思えるような母親の愛情が必要。

悲しい結末を迎える親子がいること…
残念でなりません。

救いの手を誰かが差し伸べていれば…
ひとりで悩むのではなく。

苦しいのは一人で何もかも背負いこもうとするから。

だから、そんなお母さんたちの助けになりたい。

自分に課せられた役目はこれなのでは?

と、最近思うようになりました。

大したことはできないかもしれない。

でも、もしかしたら、悩んで苦しんでいるお母さんを
救うことができるかもしれない。

だから、自分もステップアップしなければ…

まだまだ頑張ります。(*^^)v

                                                 2009年4月記