こころの軌跡〜天使くんの母の気持ち〜
「経験」を大切に...
不覚にもちょっと心が揺れてしまった保育所のお遊戯会の件でした。
何をそんなに悩んでいたんだろう?
保育所の行事には、参加するのが当たり前だし、
出来ても出来なくても、それが今の我が子の姿なんだから、
目を背けてはいけませんでした。
お遊戯会本番、まぁちゃんは頑張りました。
歌も歌えない、踊りも出来ない、衣装は嫌がって着ることができない...
そう、まともな演技はできませんでした。
でも、お歌の時は、ステージにいることができました。
たくさんの保護者の方たちに驚いた様子で、思いっきり固まってしまっていたけど。
出番はお歌の時しかありませんでしたが、それでもいいんです。
これが、「お遊戯会」だって身を持って体験したんですから。
当日だけではなくて、本番を迎えるまでの練習も頑張りました。
たぶん、本人は「お遊戯会」っていったい何なの?
どうして、こんなことを練習しているの?
って思いながらの日々だったと思います。
なんだかよくわからないけど、一生懸命先生の言うことを聞いて、
練習してきたんだと思います。
お遊戯会の前日の晩は、ちょっと様子もいつもと違いました。
ニコニコ笑顔が不安でいっぱいの顔になっていました。
指しゃぶりがいつもより激しくなりました。
それだけ、いつもとはちがう精神状態だったのでしょうね。
何にも判っていないんじゃなくて、ちゃんと判っているんです。
何かをしっかり感じているんでしょう、きっと。
「周囲の目」に対して弱気になっていた私でしたが、
また、そんな事はどうでもいいことのように思えるようになってきました。
逃げなくて良かったと思います。
ちょっとだけ、また鍛えられたかな。。。
そして、温かい励ましのお言葉をかけてくださったみなさん、
本当にありがとうございました。
まぁちゃんが頑張っているのだから、
そんな姿をしっかり見届けなくちゃいけないですよね。
こうやってひとつひとつ経験する事が、
まぁちゃんにも、親である私達にも大切なことだと痛感しました。
まだまだ、これからも頑張るぞ〜!
2000年12月記
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